みらい創研コラム編集部です。
日々勉強にはげむ受験生の学習法はさまざまですが、自宅で学習する場合、主に「朝勉強する派」と「夜勉強する派」の二つのスタイルに分けられます。
今回はそれぞれのメリットとデメリットをあげ、どちらが受験勉強に有効なのかを検証してみました。
「子供の気が向いた方でいいのでは?」と思いがちですが、実はそんなことはありません!お子様が朝夜どちらで勉強した方がより実力を発揮できるのか、ご家族みなさんでしっかり見極めてあげましょう。
朝勉強のメリットは?
- 朝起きて頭の中がスッキリした状態で勉強すると情報の吸収率が高い
- 朝は外界からやってくる誘惑や、騒音が少なく静かなので、勉強に集中しやすい
- 試験は朝から始まることが多いので、朝型脳を作っておけば試験本番に実力を発揮しやすくなる
朝勉強のデメリットは?
- 学習後に学校や家庭などで新たに入ってきた情報が脳に上書きされやすい
- よって、朝勉強したことは夜にも復習した方が望ましいため、しっかり定着させるには二度の手間が必要である
夜勉強のメリットは?
- 体温や血圧、免疫力が上がっている状態なので勉強がはかどりやすい
- 学習したあとは眠るだけなので余計な情報が上書きされることはない
- 夜の時間には制約がないため、心ゆくまで勉強にはげめる
夜勉強のデメリットは?
- 疲労によって脳の働きがにぶるため、情報の吸収率は朝と比べると低い
- メールやチャット、テレビなどの誘惑が多く、学習に集中するまで時間がかかってしまう
お子様は朝型向き?夜型向き?
朝勉強型・夜勉強型のメリット・デメリットをあげてみましたが、どちらも一長一短でした。
一般的には「朝勉強型」が効率的だと思われがちですが、記憶力や集中力、定着率などは人それぞれで、夜勉強した方がはかどるというお子様もいらっしゃいます。
そこで、お子様が「朝型向きか、夜型向きか」を簡単に見分ける判別方法をご紹介します。
- 就寝予定時間の3時間前から1時間ごとに3回体温を測ります
手順はこれだけです。
体温が回を追うごとに下がっていくお子様の場合、記憶力・集中力などが就寝に向けて低下していくタイプなので、“朝型向き”です。
逆に体温にあまり変化がないお子様の場合は、そのまま勉強を続けても記憶力・集中力が落ちにくい“夜型向き”です。
まずお子様が朝型向きか、夜型向きか、をチェックしてみましょう。
注意したいこと
朝型、夜型、ともに注意したいのが「睡魔」の存在です。
睡魔に打ち勝つには、立ったまま、もしくは室内を歩き回り、声に出しながら単語などを発音しておぼえる暗記などの学習がおすすめです。睡魔がやって来るときは、論理的な思考が必要な学習はさけた方がよいでしょう。
また、歩いたり、足首を回したり、足を動かすことで脳が活性化し、眠気をしずめてくれる効果もあるそうです。
お腹にたっぷりと息を吸い込み、ゆっくりと息を吐き出す“深呼吸”も睡魔対策には効果的です。
もうひとつ、注意してほしいのは、朝型と夜型を同時に実践するのは危険だということ。
受験生にとっては、睡眠も学習計画の大事な要素のひとつです。
睡眠中も、学習した記憶を脳に定着させる重要な作業がおこなわれています。
睡眠時間を減らしてしまうと、せっかく記憶させた知識が整理できないまま無駄になってしまいます。
睡眠不足は普段の生活にも支障をきたすので、注意しましょう。
まとめ
今回は朝の勉強と夜の勉強で得られる効果や定着率の違い、注意点などを検証しました。
上記にあげた判別法でお子様の朝・夜のタイプを知り、それに合わせた効率的な勉強プランを考えましょう。
試験日の間際になると睡眠時間を減らして猛勉強することもあるかもしれませんが、脳にとって睡眠は記憶を整理させる大事な作業時間であることを忘れないでください。
また、食事を含めた生活習慣を一定にすることで、脳に余計な負担をかけず、より効率的な成果が得られます。
受験合格を勝ち取るための環境づくりに、ご家族全員で取り組むことが重要です。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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