みらい創研ゼミナールコラム編集部です。
キングコング西野亮廣さんの”えんとつ町のプペル”のヒットで絵本というメディアが再注目されましたね。
一方で、子どもにどのような絵本を与えたらよいかしら?と悩まれる保護者さまも少なくないのでは?
そこで今回は、中学受験エリートを目指す小学校1〜3年生のお子さまに向け、図書館司書・読み聞かせボランティアから人気が高い名作絵本5冊をご紹介いたします。
理科・図工の興味を引き出す「たんぽぽ」
福音館書店 文・絵 平山和子 監修 北村四郎 初版出版年・1972年
「たんぽぽ」は日本の春の代名詞とも言える黄色くかわいらしい植物の生態を子どもにわかりやすく表現した絵本です。
東京芸術大学美術学部出身の絵本作家・平山和子氏が、昭和天皇の相談役でもあった京都大学の植物学者・北村四郎教授の監修を受けて作られました。
写真よりも本物に似ているように感じられる細密画は、絵でここまで表現できるんだ!という驚きと感動をお子さまに与えてくれることでしょう。
80cmを超えるという実物大のタンポポの根の描写なども含め、お子さまの理科系の興味を引き出してくれる一冊です。
自然と生物(理科)に対する感性をはぐくむ「クマよ」
福音館書店 文・写真 星野道夫 初版出版年1998年
アメリカ北部アラスカのミクフィック川・マクニール川で熊の生態を撮影した慶應義塾大学出身の写真家・星野道夫氏の遺作とメモを子ども向けに編集した絵本です。
著者は子どもの頃、自分とクマに”同じ時間”が流れていることに気づき、野生のクマに魅せられて自然写真家となりましたが最期は不幸にもヒグマに襲われて命を失います。
そのような悲しいエピソートは傍においても、母クマと子クマの可愛らしい姿を堪能できる一冊です。
歴史(社会)に関心を抱かせてくれる「あまのいわと」
あかね出版 作:舟崎克彦 絵:赤羽末吉 初版出版年1995年
児童文学者で、白百合女子大学教授だった舟崎克彦氏が「日本神話をあるべき形で子ども達に伝えたい」という情熱を持って編集した日本の神話シリーズの第二巻です。
絵本のノーベル賞ともいわれる”国際アンデルセン賞・画家賞”を受賞した赤羽末吉氏が綿密な時代考証を行なった上で描いたという神具や衣装が、子ども達に正しい歴史の姿を伝えてくれるところも魅力です。
英語版もおすすめ「ガンピーさんのふなあそび」
ぽるぷ出版 作者:ジョン・バーニンガム 訳:光吉夏弥 初版出版年1976年
イギリスの著名な絵本作家、ジョン・バーニンガム氏のロングセラー絵本で、ガンピーさんが色々な動物たちと一緒に、ボートに乗って川遊びにでかけるほのぼのとした一冊です。
既にアルファベットを勉強されたお子さまには、平易な英単語のみで構成されている洋書を与えてみても楽しめるかと思います。
算数・道徳の大切さを伝えられる「時計つくりのジョニー」
こぐま社 作者:エドワード・アーティゾーニ 訳:あべきみこ 初版出版年1998年
手先が器用で、大工道具が大好きな少年・ジョニーは、学校で
「大時計を作るつもりです」
と発言したことがきっかけでいじめの対象になってしまいます。しかし彼はもちまえの知恵と勇気で近所の大人(金物屋・自動車修理工・鍛冶屋)に相談、ついには手作りで大時計を完成させ、最後はクラスの人気者になります。
子どものいじめの特徴をよくとらえているところもさることながら、1960年代アメリカの文化がよく出ているリアリティのある挿絵、時計の作り方をわかりやすく伝えてくれるところも魅力です。
中学受験エリートをめざす小学校低学年にこそ、名作絵本を!
いかがでしたでしょう。
お子さまの読書は、情操によいだけでなく読解力や作文能力の向上に役立ちます。それだけではありません。
良質の本に触れることは、国語だけでなく算数・理科・社会などの科目についても、お子さまの興味を深めることにつながるのです。
中学受験エリートを目指す小学校低学年だからこそ、流行ものだけでなく版を重ねている名作絵本を読んでいただけたらと思います。
時には一緒に読み聞かせなどをされてみてはいかがでしょうか?
塾に通う、その前に!
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しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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