みらい創研ゼミナールコラム編集部です。
“ムーミン”の国であり、小林聡美さん主演の日本映画「かもめ食堂」の舞台としても知られているフィンランドのユニークな教育方法が話題ですね。
OECD(経済協力開発機構)が主催する15才を対象とした学力到達度調査PISA(Programme for International Student Assessment)で高い成果を挙げており、視察に訪れる人も増えているそうです。
日本の教育とはどのような点が違うのでしょうか?
フィンランドってどんな国?
フィンランドは北欧の小さな島国で、面積は日本より少し小さいくらいです。
しかし人口は532万人と、日本(1億2686万人)の約1/24。(※2017年調べ)
にもかかわらず、UNIX系のフリーOS「Linux」や、斬新なファブリック(布)デザインで愛されるアパレル「マリメッコ」など、世界的な文化を生んでいる教育レベルの高い国です。
民主主義・自由経済の先進国で、税金の高さと福祉のレベルが高い”高負担・高福祉”の国としても知られていますね。
公用語であるフィンランド語、スウェーデン語の他、英語、地域のマイノリティ(少数派)の言語など、学校教育の中で語学の授業が充実していることもあり、なんと4〜5カ国語を話す人も多いそう。
このような教育水準の高さは、どのように培われてきたのでしょうか。
気になるフィンランドの学校教育とは?
それでは、フィンランドではどのような教育が実施されているか、具体的にご紹介しましょう。
憧れの職業は「教師」
フィンランドにおいて、学校の教師は狭き門。教師になるには教職課程にプラスして修士号が必要で、皆の憧れの仕事であるそうです。
教育関係者が尊敬を受けるのは、子どもの教育に熱心なことと密接に関係があるのではないでしょうか。
科目を縦断した授業
フィンランドでは現場の教師の裁量権が大きく、授業においては科目の内容を縦断して教えたり、近年話題となった、アイディアを図でとらえる「マインドマップ」方式でノートを書くことなどを取り入れているそうです。
自然な形で物事への探究心を育てる姿勢に、学業に熱意を持つ“中学受験エリート”を育てる当塾との共通点を感じます。
授業におけるデジタルデバイスの導入
フィンランドの学校では、授業にスマホ・タブレット等のデジタルデバイスを導入しているそうです。それらを使うことが苦手な教職員のための研修も充実しているそうなので、全体的にITのリテラシーも高くなりそうですね。
遅れをとった生徒のフォローが充実
フィンランド教育の大きな特徴は、生徒の「わからない」をそのままにしないこと。学力習熟度別にクラス分けがされ、丁寧に補習を開くなどのフォローがあることが、学力の全体的な底上げにつながっているそうです。
「わからない」を「わかる」に変えるプロセスを大切にする姿勢に、大変共感します!
フィンランドの教育が挙げている成果
世界57カ国が参加する学力到達度調査「PISA」の結果では、2015年度調査においては総合的な順位が多少下落しました。
しかし、成績下位層でも得点が高い(ボトムアップが進んでいる)こと、そして女子生徒の成績が向上しているという成果が出ているそうです。
科目を縦断した教え方など、ドイツの哲学者・教育者であるルドルフ・シュタイナーの思想をもとにしたユニークな教育を実践する”シュタイナー学校”との共通点も感じますね。
そして「生徒の興味を引き出し、“わからない”を放置しない」点については、生徒の理解度を「わかる」から「できる」へ進ませるみらい創研ゼミナールと相通じるものを感じます!
PISA(Programme for International Student Assessment)についてや、当塾の完全予習(みらい)型指導に興味を持たれた方は、ぜひ下記コラムもお読みください。
みらい創研ゼミナールで「中学受験エリート」に!
いかがでしたでしょう。
フィンランドでは、学ぶことに対する子ども達のモチベーションを、適切に引き出していると感じませんでしょうか?
そう、子どもの能力を引き出すには、生徒一人一人にあった環境に身を置くことが大切です。
- きちんとした基礎学力を身に付けたい
- 集団塾のままで大丈夫?
- 中学受験の準備を早めにしたい!
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と感じる保護者さま。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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本コラムは、限定個別指導のみらい創研ゼミナールが運営するコラムです。
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