中学受験を検討している方の多くは、「御三家」という言葉を必ずと言っていいほど、塾などで耳にしていると思います。
もともと「御三家」とは、東京大学合格者を多く輩出するとされる中学校3校のことで、関東圏の男子御三家は、「開成中学校」「麻布中学校」「武蔵中学校」
のことです。
この3校は、もちろんいずれも偏差値トップクラスでないと合格できない難関校ですが、その校風は、大きく異なります。
今回は、この「男子中学校 御三家」のそれぞれの特徴について、お伝えいたします。
開成中学校
1871年、明治4年、幕末の進歩的な知識人であった佐野鼎によって「共立学校」という校名で設立。1895年、明治28年、校名は、それまでの「共立学校」から、「東京開成中学校」になる。
■校風
中国の古典『易経』にある言葉で、「人間性を開拓、啓発し、人としての務めを成す」という「開物成務」が校名の由来。
教育理念には、「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」という四つをかかげている。2015年度には、東大合格者が185名と、御三家の中でトップの成績を誇る。
最近は、海外大学への進学にも力を入れていて、「ボストン大学」「ハーバード大学」「コロラド大学」「北京大学」などへの進学者も輩出。
授業は、国・数・英・社・理の主要教科では独自カリキュラムを実施していて、教師の手作り教材やプリントで学習することも他校と比べると多い。
また、芸術活動にも力を入れていて、生徒がピアノを弾く授業も実施してい。
麻布中学校
1895年、明治28年、麻布尋常中学校として創立。1900年、明治33年に現在の場所に写り、麻布中学校と改称。
■校風
「自主・自立」を建学の精神として、学業・行事・部活動の全てが生徒主体ですすめられる。2015年度は、東大合格者が88名と、全国トップ3。
御三家の中で、もっとも自由な校風で、制服がなく、生徒は私服で通学し、茶髪の生徒などもチラホラいる。土曜日に「教養総合」という授業の時間があり、学年・教科の枠を超えたテーマで実施され、生徒は各学期ごとに自分の関心にあった授業を選択することができる。
武蔵中学校
1921年、大正10年、財団法人根津育英会として設立。1949年、昭和24年に武蔵中学校となる。
■校風
建学の精神として、『武蔵の三思想』を掲げており、その中身は、「東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」「世界に雄飛するにたえる人物」「自ら調べ自ら考える力ある人物」。開成・麻布が900名規模の生徒数に対し、武蔵中学は500名と、少人数教育に力を入れている。
2015年度の東京大学合格者は、27名と開成・麻布よりは若干下がるものの、京都大学・一橋大学・東京理科大学や海外大学への進学者も輩出している。
グローバル教育に力を入れており、中学から第二学国語を学べるほか、海外進学を果たす生徒へは、上限300万円の奨励金制度もある。
志望校決定のために、親ができること
「我が子の性格や個性に合った学校ってどこなんだろう…」と迷ってしまうかと思うのですが、それは、お父様お母様がお子様の未来を真剣に考えていらっしゃるからこそです。
お子様が輝く未来を手にするためには、自分の未来を感じながら学習に取り組むことが必要ですし、未来をイメージすることが出来ると、志望校も決定しやすいかと思います。
まずは、お子様に「なりたい自分」をイメージしてもらう機会を増やしてあげると良いかと思います。
「なりたい自分」をイメージするには、お子様に社会を教えてあげることが大切です。
憧れる人や職業について知ること(社会科見学や学校見学など)、世の中の出来事を知ること(ニュース番組・ドキュメンタリー映画・歴史博物館・伝記など)は、自分をみつめる良い機会になると思います。
ぜひお子様と一緒に、受験合格のその先にある未来を想像してみてくださいね。
塾に通う、その前に!
とにかく成績を上げたい!
とにかく合格したい!
そんな思いが日本中の塾で渦巻いています。
しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
学校でいったいどれだけの時間を使って勉強をしていますか?
みなさんは学校で毎日6時間×週5日間=合計30時間は授業を受けていると思います。
そして英語や数学も週5~6時間は授業を受けているはずです。
毎月120時間…1年間で1000時間!!
それで結果が出ない状況を、週2回~週3回程度の塾の授業で挽回しようとするのはどう考えても無理ではないですか? …続きを読む
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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本コラムは、限定個別指導のみらい創研ゼミナールが運営するコラムです。
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