みらい創研ゼミナールコラム編集部です。
いよいよ、学校や塾の面談で幾度となく話題になっていた「内申書」と向き合う2学期がやってきました。
夏休み、学力に関して大きな飛躍がみられたであろうお子さんも気をぬくわけにはいきません。
受験においては、学力だけではなく日頃の生活態度をよくする心がけも大切だからです。
高校受験で「内申点」が重要なわけ
内申書とは、正式には「調査書」といい、中学校におけるお子さまの学力や学習態度や日々の生活に対する評価が記載された書類です。
その中で9教科の学力を5段階で評価したものがいわゆる内申点と呼ばれるものです。
各高校によって範囲は異なりますが、内申点はそのまま数値化され、受験当日の学力検査(ペーパーテスト)の点数に加算されます。
つまり内申点が高いほど当日、周囲より有利な状況で勝負ができるということですね。
「内申点」の評価項目
内申点は、具体的には次の4項目を基準にはかられます。
- 「関心・意欲・態度」(授業内での発言や提出物など、学習への態度が意欲的であるか)
- 「知識・理解」(暗記のみにとどまらず、学習内容を正しく理解できているか)
- 「技能」(学習内容を、適切に使用できているか)
- 「思考・判断・表現」(学習内容をアウトプットできているか)
学校や教科・地域ごとに多少の差異はありますが、学校は一般的に文部科学省から「地域ごとに統一性を保つように努力しなさい」という指示にしたがっているため、おおむね上記と考えて差し支えないでしょう。
この4項目それぞれについて、
A:十分できている
B:おおむねできている
C:努力を要する
の3段階評価がなされ、それぞれの項目がAに近いほど最高である「5」の評定に近くなるのです。
「内申点」の基本はテストと提出物
各項目においての評価は、例えば定期テストの設問ごと・あるいは授業中の課題などで判断されます。
先生によっては定期テストの設問に、その設問がどの項目の評価に関するかを示してくれることもあります。
先生個人の主観的判断がなされる可能性も否定はできませんが、基本的にはテストの点数や提出物の内容によってほぼ決まると考えてよいでしょう。
内申書は定期テストと提出物でほぼ決まります。つまり点数を上げるためには
- 定期テストで高得点をとる(基本をおろそかにしない)
- 提出物をしっかり作成し、期日を守る(言われた課題をしっかりこなす)
といった基本が大切なのです。
日頃の生活態度・心がけをよくすること
しかし、テストで高得点を取る=内申点が上がるというわけではありません。中間テスト・期末テストも100点を取ったのにも関わらず、授業態度が悪かったため評価が「2」だったというケースも少なからず耳にします。
一方で、内申点を上げるために生徒会活動などをした方がいいのでは?というような話を聞くこともありますが、そのような活動は実はさほど影響しないと言われています。
部活動の大会で優秀な成績をおさめた場合などは考慮されることもありますが、生徒会をしているからという理由で内申点が上がることはまずないでしょう。そのような特別活動は点数稼ぎではなく、人格を磨くためにこそ行うべきだからです。
大切なのは節度ある授業態度や、提出物の期日を守るといったところです。
それを再確認することこそ、今の時期に必要なのではないでしょうか。
この時期、お子さまは神経質になりがちです。受験や内申点について悩んでいる様子がみえたら
「入試当日の自分に贈り物をするつもりで、毎日の生活を丁寧にしてみたら?」
と、そっとアドバイスされてみてはいかがでしょう?
塾に通う、その前に!
とにかく成績を上げたい!
とにかく合格したい!
そんな思いが日本中の塾で渦巻いています。
しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
学校でいったいどれだけの時間を使って勉強をしていますか?
みなさんは学校で毎日6時間×週5日間=合計30時間は授業を受けていると思います。
そして英語や数学も週5~6時間は授業を受けているはずです。
毎月120時間…1年間で1000時間!!
それで結果が出ない状況を、週2回~週3回程度の塾の授業で挽回しようとするのはどう考えても無理ではないですか? …続きを読む
受験対策や普段の学習に関するお悩みがあるなら、
まずは相談してみてはいかがでしょう?
03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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