中学受験科目4教科の中でも「国語が苦手」というお子様は多いようですが、国語は文字を読み書きする能力だけでなく、他の教科の試験問題を読み解く上でも、もっとも重要な教科といえます。
全教科の学習能力を底上げするためにも、国語はなるべく早期に苦手意識を克服しておきたい教科です。
今回のコラムでは、中学受験に合格するために有効な「国語の勉強方法」についてお伝えいたします。
小さい頃から文字に触れ合う機会を設けよう
子どもでもスマホやタブレットをあやつるのは当たり前という時代になり、小さい頃から本や新聞などで長文を読んで文字に触れるということ自体が少なくなりつつあります。
子どものうちから文字に触れ合う機会が減っている弊害なのか「短い文章でも大意がつかめず、最後まで読み通すことすら困難」で、さらには「人の話をちゃんと聞けない(よく理解できない)」というお子様も増えているようです。
文字や言葉への苦手意識があると、他の教科の問題文すら読み通すのにも苦労しますし、早期克服してあげないと、他の教科の能力にも悪影響が出かねません。
では、どういった対策が効果的なのでしょうか?
マンガを有効活用しよう
小さい頃から文字に慣れ親しみ、数多くの読書体験を経て、読書の楽しさや素晴らしさを実感してきたお子様の場合、読解力や語彙力というものをとくに意識したことが無いかもしれません。
インプットが多ければ多いほど、のちに苦労を感じることは少なくなります。
ゆえに、子どもの頃の読書には大人がする以上に価値があるといってもいいでしょう。
親御さんがお子様に対し、絵本や図鑑など、イラストや写真が多く掲載されている子供向けの書籍を読み聞かせするなどして、幼い頃からなるべく文字情報に触れさせてあげることが重要です。
成長するにしたがい、絵本や子ども向け図鑑よりも文字の割合が多い「学習まんが」などを買い与え、徐々に文字量を増やすなど工夫してみてください。
お子様にマンガをあまり読ませたくない、という親御さんも多いかと思いますが、ご自分の子ども時代のときのこと思い出してみてください。
子どもの頃から、文字だらけ、あるいは漢字だらけの古典文学集を読めるという方はそんなにいなかったと思います。
苦手意識克服には、まず簡単なものから読んで徐々に慣れていく方法がおすすめです。まずはマンガを積極的に活用してみましょう。
国語力の向上には、マンガで読む古典文学や世界の名作シリーズ、ことわざ辞典などが役に立ちます。
いきなり本番用の問題集はNG
読書習慣が身につくようになり、国語力がある程度高まったら、お次は実際の国語問題集を解いていき、問題慣れをしていきましょう。
ただしいきなり本番に近いような試験問題集だと、難しすぎて理解できず、また苦手科目に逆戻り……なんてことになる可能性も。
最初はお子様の学習進捗や理解度に合わせて、数学年下向けの問題集などで様子を見てみるのもいいでしょう。
何事も焦りは禁物。
長い目でお子様の成長を見守ってあげてくださいね。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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