ご自分が子どもの頃、理科が苦手だったと記憶されている親御さんも多いのではないでしょうか。
「うちは文系家族だから、子どもも理科が苦手なのは仕方ない」と諦めてしまっている方もいらっしゃると思います。
しかしそこで諦めてしまうのは、ご家族にとっても、お子様自身にとっても、非常にもったいないことではないかと思います。
今回のコラムでは、中学受験に合格するために有効な「理科の勉強方法」についてお伝えいたします。
理科が好きになるコツは「好奇心を育てる」こと
他の教科とも共通していますが、小さい頃から生物や地学、化学に物理などを身近に感じられる環境がある、ということが重要になってくるでしょう。
たとえばご家族で出かけた動物園で見た「サル」について、親御さんが「おサルさんは人間の仲間なんだよ」と解説したとしましょう。
「仲間なのになぜ動物園にいるの?人間とおサルさんの違いって何?」
お子様がこういった疑問を投げかけてくるかもしれません。
また親子で湿原にハイキングに出かけたときに、「植物を摘んではいけないよ」と解説すれば、
「なぜ湿原の植物をとってはいけないの?」
という疑問が芽生えてくるかもしれません。
そんなに遠くへ出かけなくても、近所の公園や川辺で見つけた昆虫のお話しをしたり、天体望遠鏡でお星さまを観察したり、実際に外に出かけなくても昆虫図鑑や宇宙図鑑を読んでみたり、科学に関するテレビ番組をご家族で閲覧するだけでもいいでしょう。
「スマホはどうやって動いているの?」
「電球はどうやってつくの?」
「洗剤はなぜヌルヌルするの?」
「磁石はなぜ北極をさすの?」
こういった身近にあるものに対する疑問でも良いと思います。
それらに対する「なぜ?」「どうして?」という疑問を、親御さんが敏感にキャッチしてすくい上げ、成長の芽を大切に育てる、それが「理科を好きな子」に導く第一歩ではないでしょうか。
好奇心の先にあるお子様の可能性を、大事に育ててあげてくださいね。
理科と算数、切っても切れない関係
「理数系」と言われるように、理科と算数の関係は切っても切り離せないものです。
とくに化学の分野では図やグラフを多用した問題が多いですし、物理の分野では公式を覚えたり計算したりといった、算数の問題を解くときと同様の過程があります。
中学受験合格の勉強法 理科編(リンク)もぜひご参照ください。
生物・地学・化学・物理の各対策
中学受験の理科では生物・地学・化学・物理など、多くの分野にわたった広範囲の勉強をしなければなりません。
暗記の要素も非常に多く、思考力や発想力、そして計算力も試されます。
一度芽生えた苦手意識を払拭するのは非常に難しいので、理科のお勉強を始める際は、基本を知っていれば問題が解きやすい「生物」の分野から手をつけることをおすすめします。
「地学」の場合も、まずは用語や原理を覚えることが重要でしょう。
「化学」の場合も、化学記号など暗記項目が多い分野ですが、一度覚えてしまえばあとが楽です。化学はもっとも偏差値を上げやすい分野といえます。
先にも取り上げた「物理」では暗記の要素にも比重がありますが、計算問題も多めです。
計算の解き方を頭に入れておけば、もっとも応用がきく分野ですので、しっかりと対策を取りましょう。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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