みらい創研コラム編集部です。
将来の夢を考えるのは、高校生や大学生になってからではありません。
幼稚園や保育園に通っている幼いころから、子どもなりに夢があります。
なかにはピカチュウやカエルなど、人間以外のものになりたいと答える子もいます。
このような現実的ではない夢を答えるのには、どうやら子どもの成長が大きく関係しているようです。
今回は、子どもの成長とともに変化していく「将来の夢」にまつわるエピソードを、大学や企業が行った調査結果と照らし合わせながらご紹介します。
幼少期の「将来の夢」
アニメキャラクターや自分の”好き”に関係するものになりたい
幼い子どもに将来の夢を聞いてみると、自分の好きなアニメキャラクターや好きな物、身近な人物を答える割合が高い傾向にあります。
女の子ならプリキュアやディズニープリンセス、男の子なら仮面ライダーや戦隊シリーズのレッドなど。ピカチュウやカレーライスといった”人ではないもの”を答える子もいます。
幼い子は現実と空想の線引きが苦手
なぜ、アニメキャラクターなど人間以外の非現実的なものになりたいと思うのか。
広島大学「幼児期における「将来の夢」と空想/現実の区別」の論文によると、幼い子の「現実と空想の線引きが曖昧」なことが関係しているそうです。
幼い子ほどその線引きが難しく、本当にアニメキャラクターになれると思う傾向にあります。
しかし成長するにつれ徐々に現実を理解し始め、アニメキャラクターに「なれる」と答えた子が4、5歳児では全体の約80%だったのに対し、6歳児では45%に減少します。
4、5歳で無条件に「なれる」と答えた子でも、6歳になると「変身する力がない」「道具がないからなれない」と少し現実的に考え始めるようです。
小学生時代の「将来の夢」
環境が影響する!?将来の夢は「ユーチューバー」
大阪府内のとある小学校が4年生を対象に「将来なりたい職業」を調査した結果、「ユーチューバー(YouTuber)」が第3位に急浮上したそうです。
今や子どもたちにとってユーチューバーはとても身近な存在になっています。例えば自分が持っているゲームの「プレイ動画」をみて参考にしているのだとか。
スマホっ子の風景 竹内先生の新教育論 「夢はユーチューバー」勉強しない子どもたち|毎日新聞
しかし、日本FP協会による「2015年度の将来の夢」では、男女共に医師が1位、2位は男子がスポーツ選手、女子がパティシエと従来通りの結果になっているので、ユーチューバーへの憧れは一時的なブームなのかもしれません。
小学校入学時と卒業時で将来の夢が変化
クラレが小学校入学・卒業時の児童を対象に行った「将来就きたい職業トップ10」という調査では、なかなか興味深い結果が出ました。
小学校入学時、男子児童の就きたい職業は、1位から順に「スポーツ選手」「消防・レスキュー隊」「大工・職人」「警察官」「運転手・運転士」そしてアニメキャラクターも根強くランクイン。幼児期に好きだったものが、まだ影響してるようにみえます。
小学校卒業時の調査結果は、「スポーツ選手」「研究者」「医師」「ゲームクリエーター・エンジニア」「教員」と続きます。
入学時・卒業時ともに1位はスポーツ選手という結果でしたが、その比率は卒業時には入学時の半分に減少します。
卒業時には新たな職業として、研究者、ゲームクリエーター・エンジニアなどがランクインし、入学時上位を占めた消防・レスキュー隊、大工・職人、警察官、そしてアニメキャラクターは圏外となりました。
小学校6年間で「空想と現実の線引き」ができるようになり、子ども自身のインプット量が増えて選択の幅が広がたことが、上記の結果になったのではないでしょうか。
親が子に就かせたい職業にも変化がある
同調査では、「男子児童の親が将来就かせたい職業トップ10」も発表されています。
入学時は、子どもと同じようにサッカー選手や医師、大工・職人などの職業が人気でしたが、卒業時ではなんと「公務員」が堂々の1位を飾ります。
親が子に抱く夢(理想)も、子どもの成長とともに現実的で堅実な職業にシフトしていくようです。
小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」|株式会社クラレ
我が子の将来の夢を描くのは、親なら誰でも経験のあることです。しかし夢に向かって頑張るのは「子ども自身」であることを忘れてはいけません。
親として一番大切なのは、子どもの将来の希望を尊重し、サポートし続けることなのではないでしょうか。
受験は「将来の夢」への通過点
受験における合格を、危機感や切迫感から生まれる力で勝ち取るものではなく、「憧れる」ことから生まれる力でたどり着く、人生の通過点のひとつとして考えます。
「いつかあの人のようになりたい。」
そんな憧れがあるからこそ頑張れる。
なりたい自分があるから、その未来を手に入れることができる。
みらい創研ゼミナールは、そう考えています。
塾に通う、その前に!
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しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
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毎月120時間…1年間で1000時間!!
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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