中学受験本番がいよいよ目前です。受験生本人はもちろん、保護者様も緊張した日々をお過ごしかと思います。
直前期の過ごし方や準備には特別な注意が必要です。学習面だけでなく、体調管理や心のケアも含めた総合的なサポートが、受験本番の結果を左右するからです。
本記事では、中学受験直前期に気を付けたいポイントをまとめました。受験準備の息抜きに、ぜひご一読ください。
中学受験直前期とは？1月・2月入試を控えた過ごし方
1月の埼玉受験・2月の東京・神奈川受験に向けて
1月の埼玉入試、2月の東京・神奈川入試に向けて、いよいよ中学受験は本番を迎えます。
12月から1月にかけては学習の総仕上げの時期であると同時に、生活リズムや体調管理、メンタル面への配慮も重要に。
複数校の受験が続くご家庭も多く、スケジュール管理や移動の確認も欠かせません。焦りが出やすい時期だからこそ、これまで積み重ねてきた努力を信じ、落ち着いて本番に備える姿勢が大切です。
直前期に親子が不安になりやすい理由
この時期、受験生は「あと少しで終わる」「もっと勉強しなければならない」といった焦りや不安を感じやすくなります。
一方で、保護者様も「子どもに何をしてあげられるのか」「どのような声かけが適切なのか」と悩む場面が増えるでしょう。
直前期は、親子ともに普段以上にナーバスになりやすい時期なのです。
直前期に大切なのは「信じること」
大切なのは、これまで積み重ねてきた努力を信じ、焦らずに日々を過ごすこと。
保護者様は「合格だけがすべてではない」「ここまで頑張ってきたこと自体が素晴らしい」と、意識的に前向きな言葉をかけましょう。
▼おすすめ過去記事
中学受験直前期の学習対策｜過去問の正しい使い方
直前期は新しい教材より「過去問」が最優先
直前期の学習で最も重視したいのは、やはり過去問です。
志望校の出題傾向や時間配分に慣れるためにも、必ず本番と同じ時間を計りながら取り組むのが大切です。
過去問演習では、間違えた問題や苦手分野を洗い出しましょう。
「合格平均点」を目安に、確実に得点すべき問題を取りこぼさない意識を持つことが大切です。
過去問は本番と同じ時間配分で解く
過去問演習では、必ず本番と同じ時間配分を意識して取り組むことが重要です。
開始から終了まで本番同様の流れで解くことで、問題の取捨選択や見直しのタイミングを体感できます。
時間内に解き切る経験を重ねることで、自信にもつながります。
過去問の整理方法（年度別・教科別）
答案を見直し「どこでミスが多いのか」「次にどう活かすか」を、親子で確認してみましょう。
過去問は解きっぱなしにせず、年度別・教科別に整理しておくことが効果的です。
年度別にまとめることで、出題傾向や難易度の変化が把握しやすくなります。
また、教科別に整理すると、自分の得意・不得意分野が一目で分かり、直前期の見直しにも役立ちます。
ノートやファイルに間違えた問題やポイントを書き出し、「次にどう活かすか」を意識して整理することで、復習の質が高まります。
▼おすすめ過去記事
中学受験の過去問は何年分解く？｜志望校対策に必要な目安と効率的な活用法を紹介
中学受験直前期の生活リズムと体調管理のポイント
朝型生活へのシフト
試験本番は朝から始まるため、直前期には「朝型生活」への切り替えが重要です。
夜型の生活が続いている場合は、無理のない範囲で、就寝・起床時間を少しずつ早めていきましょう。
理想は、試験開始の3時間前には起床し、朝食をとることです。受験本番までの期間は、休日もできるだけ同じ生活リズムで過ごすことをおすすめします。
食事・睡眠・感染症対策
体調を万全に保つためには、日々の食事と睡眠がとても重要です。
バランスの良い食事を心がけ、特に朝食は欠かさず摂るようにしましょう。
睡眠時間は7〜8時間を目安とし、夜更かしや寝不足にならないよう注意が必要です。
受験シーズンは、インフルエンザや風邪が流行しやすい時期でもあります。
外出時にはマスクを着用し、帰宅後は手洗い・うがいを徹底してください。
あわせて、加湿器などを活用して室内の乾燥を防ぐことも大切です。
体調が優れない場合は無理をせず、十分な休養をとるなど、家族全員で健康管理に努めましょう。
直前期に避けたい生活習慣
中学受験の直前期には、体調や集中力を保つためにも避けたい生活習慣があります。
夜遅くまで無理に勉強することや、急に新しい参考書・問題集に手を出すことは、かえって不安や混乱を招きがちです。
また、朝食を抜く、睡眠時間を削るといった生活は体調不良の原因になります。
人混みへの不要な外出も控え、直前期は「無理をしない」「普段どおりの生活リズムを守る」ことを大切にしましょう。
▼おすすめ過去記事
中学受験直前期の心のケア｜保護者様にできるサポート
子どもの不安に寄り添う関わり方
受験生は直前期になると、普段以上に不安や緊張を感じやすくなります。
不安や焦りを抱えているときは、無理に励ますよりも、「そばにいて話を聞くこと」や「これまでの頑張りを認めること」が大切です。
「みんな同じように不安を感じているよ」「ここまで積み重ねてきた努力を大事にしよう」といった声かけを通し、子どもが安心できる雰囲気を作りましょう。
プレッシャーをかけない声かけ・NG例
子どもは直前期、すでに十分な緊張や不安を抱えています。
プレッシャーを強める言葉は、かえって逆効果になることがあります。
「受験は人生の一つの通過点にすぎないこと」「どのような結果であっても、これまで積み重ねてきた努力は決して無駄にならないこと」を伝え、子どもが前向きな気持ちで本番に臨めるよう、温かく支えていきましょう。
直前期こそ必要な息抜きとリラックス
直前期は勉強に意識が向きがちですが、適度な息抜きやリラックスの時間も大切です。
- 家族で食事をしながら会話を楽しむ
- 近所を散歩する
- 好きな音楽を聴く、軽い運動をする
といった時間は、心身のリフレッシュにつながります。
「少し休んでも大丈夫だよ」と、親から声をかけてあげることで、子どもも安心して気持ちを切り替えやすくなります。
保護者様自身の不安との向き合い方
直前期は、子どもだけでなく保護者様も不安を感じやすい時期です。
「もっと何かしてあげられるのでは」と思う気持ちは自然なことですが、すべてを完璧にしようとする必要はありません。
深呼吸をして気持ちを整え、「大丈夫」「見守っているよ」という安心感を示すことが、何よりの支えになります。
できている点に目を向け、親自身も落ち着いて過ごすことを心がけましょう。
▼おすすめ過去記事
【中学受験2026】世田谷区のご家庭が注目すべき学校と受験戦略
中学受験当日の心構えとトラブル対策
前日までにやるべきことリスト
持ち物は子ども自身が準備し、保護者様が最終確認をするのがおすすめです。
持ち物はこのようなものを準備しましょう。
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
- ハンカチ
- ティッシュ
- 予備のマスク
- ラムネ・飴
- 飲み物
事前に調べる項目には、このようなものがあります。
- 天候や気温の変化に対応した服装
- 試験会場までのルート
- 交通手段の再確認
- 当日の集合時間確認
当日の朝〜試験直前の過ごし方
当日は、普段どおりの朝食をとり、時間に余裕をもって家を出発しましょう。
交通機関の遅延や悪天候の可能性も考え、早めの行動を心がけることが大切です。
会場に到着したら、トイレや控室の場所を確認し、落ち着いて過ごしましょう。
試験会場での心構えとトラブル対策
試験会場では、周囲の雰囲気に流されず、落ち着いて行動することが大切です。
休み時間に友達と答え合わせをすると不安が増すため、自分のペースを保つよう伝えておきましょう。
分からない問題が出ても引きずらず、気持ちを切り替えて次の問題に進むことが重要です。
忘れ物や体調不良などのトラブルが起きた場合は、一人で抱え込まず、すぐに試験監督や係員に相談するよう事前に伝えておくと安心です。
▼おすすめ過去記事
中学受験直前期を乗り切るために｜保護者様へ
中学受験の直前期は、これまで積み重ねてきた努力を信じ、親子で支え合いながら乗り越える大切な時期です。
どのような結果であっても、ここまで頑張ってきた経験は、必ずお子さまの成長につながります。
私たちも、これまで多くの受験生と直前期をともに過ごしてきました。焦らず、普段どおりを大切にすることが、結果的に力を発揮する近道です。
最後まで温かく見守り、落ち着いた気持ちで受験本番を迎えましょう。
受験生の皆さん、そしてご家族の皆さまが、悔いのない形で本番の日を迎えられることを心より願っております！
▼おすすめ過去記事
個別塾？集団塾？世田谷・桜新町・駒澤大学・用賀で偏差値を上げたいなら「みらい創研ゼミナール」！
みらい創研ゼミナールは、世田谷区桜新町にある、お子さま一人ひとりに合わせた指導に定評のある個別指導塾。
全ての生徒に成績分析・学習戦略提案（無料）を実施し、成績表や各種テストの結果を分析、問題を把握して、最適な授業内容や学習方法を分析します。
お子さま一人ひとりに作成したオーダーメードのカリキュラムで、学力向上をきめ細やかにサポート。プロジェクトチームを組んでお子さまをバックアップし、保護者様のお悩みにも、親身にご対応いたします。
お子さまの成績アップは、ぜひ世田谷区桜新町の個別指導塾みらい創研ゼミナールへご相談ください！
世田谷区の個別指導塾「みらい創研ゼミナール」の感想（口コミ）を紹介！
世田谷区立松丘小・弦巻小・京西小・桜町小・深沢小・駒沢小のお子さまは通塾が便利！
みらい創研ゼミナールは田園都市線「桜新町駅」徒歩2分。通塾や送迎にも便利です。
【重要】個別相談・教室見学のご予約について｜世田谷区桜新町・みらい創研ゼミナール
◆新規入塾や学習相談等に関する面談、教室見学等について
面談および教室見学は完全予約制となっておりますので、専用の予約サイトからご都合のよろしい日時をお選びください。
ご予約はこちらから→https://airrsv.net/miraisoken/calendar
◆お越しになられる際のマスクの着用について
新型コロナウィルス感染症の感染症法上の分類が５類に移行となってからは、生徒および保護者様のマスク着用ルールを、これまでの「必須」から「推奨（任意）」に変更をさせていただいております。
なお、当塾スタッフにつきましては、今後もマスクの着用を継続し、教室内の感染防止対策も継続して行っていきます。
塾に通う、その前に！
とにかく成績を上げたい！
とにかく合格したい！
そんな思いが日本中の塾で渦巻いています。
しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
学校でいったいどれだけの時間を使って勉強をしていますか？
みなさんは学校で毎日6時間×週5日間＝合計３０時間は授業を受けていると思います。
そして英語や数学も週５～６時間は授業を受けているはずです。
毎月１２０時間…１年間で１０００時間！！
それで結果が出ない状況を、週2回～週3回程度の塾の授業で挽回しようとするのはどう考えても無理ではないですか？ …続きを読む
受験対策や普段の学習に関するお悩みがあるなら、
まずは相談してみてはいかがでしょう？
03-6413-6261（みらい創研究ゼミナール 桜新町校／担当：石川）
03-6413-6261
（みらい創研究ゼミナール
桜新町校／担当：石川）
本コラムは、限定個別指導のみらい創研ゼミナールが運営するコラムです。
みらい創研ゼミナールは、桜新町,深沢,弦巻,新町,用賀,上用賀,駒沢,中町,上野毛など東京都世田谷区内から多くの生徒が通っております。
関連記事
