みらい創研ゼミナール編集部です。
ついに受験シーズン到来。受験生の皆さんが日頃の勉強で蓄えた力を発揮するときがようやくやってきました。
今回は、東京大学合格者を多く輩出する「御三家・新御三家」と呼ばれる難関中学校の特徴を、受験前にあらためて総復習していきましょう。
まずは男子の御三家、続けて女子の御三家、男子の新御三家、女子の新御三家の順でご紹介します。
男子御三家
開成中学校
主要5教科では独自カリキュラムを実施。教師の手作り教材やプリントで学習することが他校と比べると多い。
開成高校からは海外大学への進学にも力を入れており、「ボストン大学」「ハーバード大学」「コロラド大学」「北京大学」などへの進学者も輩出している。
また芸術活動も盛んで、生徒自身がピアノを弾く授業も実施している。
麻布中学校
各授業でレポートを作成させる「書かせる教育」に力を入れている。
土曜日には「教養総合」という授業があり、学年・教科の枠を超えたテーマで実施。生徒は学期ごとに自分の関心に合った授業を選択する。
御三家の中でもっとも自由な校風として知られており、制服がなく私服通学となる。なかには茶髪姿の生徒もおり、自主性を尊重している。
武蔵中学校
開成・麻布が900名規模の生徒数に対し、武蔵中学は500名と少数精鋭。英語、理科の実験・観察の授業や、中3からの社会では、クラスを2分割にした「少人数制授業」をおこなうことが特徴。
グローバル教育に力を入れており、中学から第二学国語を学べるほか、海外進学を果たす生徒へは上限300万円の奨励金制度もある。
女子御三家
桜蔭中学校
中3の1学期から夏休みにかけて自由研究に取り組む。自ら調べ、考え、発信する力を身につけながら、学びの楽しさを養う。
カリキュラムのなかには「礼法」の時間があり、しっかりとした礼儀を身につけるよう指導する。
もくもくと勉強に励む、勤勉学生タイプの生徒が多いという評判。
雙葉中学校
付属小学校から英語教育を実施しているため、中学1年時の英語の授業は、外部・内部生に分かれて授業を受ける。
授業進度は早く、小テストを頻繁におこなうのも特徴。
裕福な家庭が多いためか、「お嬢様学校」のイメージが強い。
6年間を通して「宗教」の時間があり、ボランティア活動にも力をいれている。
女子学院中学校
前期・後期2期制の中高一貫校。
実験やレポート、作文など、自ら考え、観察する活動を重視している。
制服やこまかい校則がなく、生徒の自主性を尊重する明るく自由な校風として知られる。
生徒会やクラブ活動などは生徒の自主活動として活発におこなわれ、「自主自立」の精神を重んじている。
生徒も元気ではきはきとした活発な子が多いという評判。
男子新御三家
駒場東邦中学校
授業は「分割授業」という独自のカリキュラムを用いる。たとえば40名クラスの場合、20名に対して1人の講師がつくという少人数制を実施している。
また、さまざまな有名特別講師を招いた講座を設け、生徒たちの刺激になるキャリア教育を実施。
海城中学校
授業進度が速く、中1〜高1までの4年間は基礎学力をつける期間としており、中学は宿題量も多い。
オリジナルプリントを使用した授業や、放課後には80分補習の時間があるのも特徴。
体験学習が多く実施され、中1で「山の家」と呼ばれる3泊4日の登山を交えたキャンプ授業がある。
その他に関西・沖縄方面への修学旅行などを通して歴史・文化を学ぶなど、集団での協調性を養う。
巣鴨中学校
体育系・文化系ともにユニークな学校行事が多い。
たとえば、山梨県から東京都内までを約8時間かけて歩くという「大菩薩峠(だいぼさつとうげ)越え強歩大会」や、千葉の館山でおこなわれる「巣園流水泳学校」(海で実施)などがある。
勉学のみならず、精神的にタフになれるように人材育成をしている。
女子新御三家
豊島岡女子学園
月例テストという月一の定期テストに不合格だった場合、朝の時間を使って何度でも追試が行われるという制度を設けている。
部活動にも力を入れており、部活動には全員参加となる。なかには中1〜高3まで同じ部で活動するケースもあり、先輩・後輩の良好な関係を築くことができるのも特徴。
鴎友学園
教育カリキュラムは教科中心の学習指導に限定されるものではなく、生活指導をふくめた生徒に関わるすべての活動とされている。
たとえば英語の授業では、授業中に自分の好きな本を選んで読む「多読」を取り入れ、中学3年間で100万語以上に触れるという目標をかかげている。
園芸・書道の授業が必修科目として存在するのも大きな特徴のひとつ。
生徒たちが運動会や学園祭などのイベントに一生懸命取り組むため、生徒同士の仲が良い。
吉祥女子中学
国・数・理・社をそれぞれ2つに分割し、独自の教材を用いて、より深い内容の授業をおこなう。
文化祭や運動会をはじめとする行事は、生徒が主体となって企画・運営。
自分の意見をしっかり持ち、言葉と行動に責任を持つこと、お互いの価値観を認め合うことを大切にした教育を実践している。
クラブ活動に打ち込んでいる生徒や、明るく元気で積極的な生徒が多いことでも知られる。
御三家と新御三家への受験に向けて
今回ご紹介した御三家と新御三家。
どの学校に挑むにせよ、まずは試験に万全の態勢で臨むため、体調管理をしっかりとすることが合格への第一歩です。
お子様の健康管理だけでなく、親御さんサイドでもしっかりおこないたいものです。
中学受験を控えるご家庭の「冬休み」の過ごし方や、受験生の大敵「風邪」から守る!冬のポカポカお夜食レシピなどをご参照ください。
受験は「将来の夢」への通過点
受験における合格を、危機感や切迫感から生まれる力で勝ち取るものではなく、「憧れる」ことから生まれる力でたどり着く、人生の通過点のひとつとして考えます。
「いつかあの人のようになりたい。」
そんな憧れがあるからこそ頑張れる。
なりたい自分があるから、その未来を手に入れることができる。
みらい創研ゼミナールは、そう考えています。
塾に通う、その前に!
とにかく成績を上げたい!
とにかく合格したい!
そんな思いが日本中の塾で渦巻いています。
しかし、塾に通おうとする前に考えてみてください。
学校でいったいどれだけの時間を使って勉強をしていますか?
みなさんは学校で毎日6時間×週5日間=合計30時間は授業を受けていると思います。
そして英語や数学も週5~6時間は授業を受けているはずです。
毎月120時間…1年間で1000時間!!
それで結果が出ない状況を、週2回~週3回程度の塾の授業で挽回しようとするのはどう考えても無理ではないですか? …続きを読む
受験対策や普段の学習に関するお悩みがあるなら、
まずは相談してみてはいかがでしょう?
03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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本コラムは、限定個別指導のみらい創研ゼミナールが運営するコラムです。
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