中学受験では試験問題を解く入試以外に、面接の機会を設けている学校もあり、中には保護者が面接に伴うことを求められることも多々あります。
保護者面接には、お仕事の都合などで通常お母様が同伴されることが多いようですが、最近はご家庭の都合や学校によって、お父様が同伴されることも珍しくありません。
また親御さんの面接でお子様の受験合否が決まるわけではありませんので、堅苦しく考えなくても結構ですが、万が一失敗してお子様に迷惑をかけるような事態は絶対に避けたいものです。
今回は前々回の「中学受験の面接対策 ご本人編」、前回の「中学受験の面接対策 お母様編」に続き、お父様版の面接対策、心構え、服装などについてお伝えいたします。
面接準備と心構え お父様編
お子様と同席しての面接となると、普段以上に自分やお子様をよく見せようと意識しすぎて失敗してしまうケースが多々あります。
ご自分やご家族に関する自慢、お子様を褒めすぎるなど、過度に体裁をよく見せようとする言動は避けましょう。
あまり良い印象は受けませんし、自慢する内容によっては、校風に合わないと判断されるポイントになるかもしれません。
面接官は、お子様や親御さんの日頃のおこないを面接で知りたいのです。
普段からの積み重ねが重要ですので、あくまで自然に振る舞うようにしましょう。
また面接前の注意事項として、
- お子様よりご自分が緊張してしまわない
- お子様にプレッシャーをかける言動を避ける
- 当日の諍いは避ける
- 事前にイメージトレーニングを十分おこなう
などを心がけましょう。
お母様編の方に注意事項を詳しく解説したものと、面接時によくある質問集を掲載しましたので、事前のシミュレーション、イメージトレーニングに役立ててみてください。
それぞれの質問にはどういった意図があるのかを想像しておくと、非常に答えやすくなります。
また事前にお子様と一緒に答えを考えてみるのもおすすめです。
親子とご家族のコミュニケーション、受験に向けての士気向上に、ぜひ役立ててください。
面接時の適切な服装 お父様編
面接時には学校側から「普段着で」などと伝達されることが多いかと思いますが、普段家で過ごしているときの格好、という意味では当然ありません。
また「普段着で」という言葉の中には、豪華なもの、格式張ったものは避けてください、という意図が含まれています。
服装は以下の3つが基本となります。
1.落ち着いたトーンの色味
色は紺やグレーなどで、なるべく暗いトーンのものが望ましいでしょう。
お仕事で着用されているスーツの場合、はっきりとストライプの色が入っているものよりは、無地の方が好まれるでしょう。
全身真っ黒ですとお葬式のようになってしまいますので、中に着るシャツは爽やかな水色や淡いピンクにしてみるなどの工夫をし、ネクタイで色味を加えても良いですが、なるべく派手すぎないものを着用しましょう。
2.シンプルな形・素材
ノーマルで落ち着いたシングルのスーツが無難です。
受験シーズンは冬なので問題ないかと思いますが、麻素材のものはシワになりやすいので、ウールやノーマルな素材を選択しましょう。
3.ラフすぎず、堅すぎず
ジーンズ素材を使ったもの、スエット、ジャージなど、ラフすぎる形や素材のものはNGです。
逆に式典に出席するときのような豪華なものや、格式張った格好は避けましょう。
普段ネックレスやゴテっとしたリング、ブレスレットなどのアクセサリーを付けている方は、当日だけは外しておいた方が無難です。
また日焼け跡でわかってしまうこともありますので、日焼けにはご注意を。
面接の主役はご自身ではなく、あくまでもお子様であるということをお忘れでなければ、どういった服装が面接に適切か、おのずと見えてくるかと思います。
ご両親ともに揃って面接に出席する場合の注意点
ご両親とも揃って面接に出席される場合に注意していただきたいのは、当日ご夫婦間、親子間で揉めないことです。
お三方の足並みが揃わないと、お子様にも不安を与え、本来の能力が発揮できない理由にもなりかねません。
また喧嘩が大ごとになりますと、面接官や他のご家族の心象も害しかねません。
お子様の今後の学校生活にも支障が出ますので、当日はなるべく穏やかに、家族仲良く過ごしましょう。
小さな揉め事の芽は普段から摘み取り、当日慌てないように、お母様とは前日から綿密に打ち合わせをおこない、意識のすり合わせをしておくと良いかもしれません。
お子様だけでなく、ご家族皆様で面接に備えましょう。
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03-6413-6261(みらい創研究ゼミナール 桜新町校/担当:石川)
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